美肌によい成分として知られているものがコラーゲンです。コラーゲン鍋やコラーゲンサプリメントなどの商品が販売されているのは、美肌によいという認識があるからではないでしょうか。
では、美肌によいとは具体的にどのような働きのことをいうのでしょうか。

コラーゲンの役割

人間の体のタンパク質の3分の1を構成するものがコラーゲンです。皮膚、骨、髪、爪などさまざまな部位に存在しています。コラーゲンがもっとも多く存在しているのは皮膚で、約40%が皮膚に存在しています。
皮膚では真皮層に存在しています。真皮層を網の目のように張り巡らされていて、肌にハリと弾力を与えています。
コラーゲンは線維芽細胞から生産されます。しかし、加齢や紫外線の影響によって線維芽細胞の力が衰え、コラーゲンが減少をします。

経口摂取した場合の働き

コラーゲンをサプリメントやドリンクなどで経口摂取した場合、角質層の水分上昇やシワの改善が期待できます。

30歳以上の試験参加者にコラーゲンペプチドを1日5g、4週間摂取してもらい、角質層の水分上昇がみられたという試験結果が報告されています。
45~65歳の試験参加者にコラーゲンペプチドを1日5gまたは2.5g、4週間摂取してもらって、シワの改善がみられたという試験結果もあります。

これらの試験では「コラーゲンペプチド」が利用されています。コラーゲンペプチドを1日5gほど摂取すると美肌効果が期待できそうです。
コラーゲンペプチドとは、分子をより小さくしたコラーゲンのことです。分子は小さくなっても、構成するアミノ酸にほとんど違いはありません。水に溶けやすく吸収しやすくなっています。

化粧品を塗った場合の働き

コラーゲンの分子量は動物由来の場合は30万、魚由来の場合は10万と分子が大きな成分です。肌にはバリア機能があり大きな分子は通さないため、コラーゲン入り化粧品を肌に塗っても真皮層には到達せず、肌のコラーゲンにはなりません。

コラーゲン入り化粧品を肌に塗った場合、コラーゲンが肌表面にとどまって潤いを保持してくれます。塗ったときの肌触りや感触はよく、滑らかな肌に近づきます。乾燥によるシワの改善も期待できます。

分子を小さくした低分子コラーゲン入りの化粧品もあります。分子を小さくすることで肌に浸透しやすくなり、真皮層よりも上になる角質層にまでなら浸透することが期待できます。角質層に届いたコラーゲンは肌内部に潤いを与えてくれます。